美容室を変える②
美容室に通うのは、キレイになりたいから。
いくつになっても、カワイクしていたいから。
人それぞれに解釈や求めるものは異なるに違いない。私はどんなに素敵な髪型でも、髪自体が健やかでないと、余り意味を成さないように思っている。
どんなに素敵な、それまでお気に入りの店であっても、トリートメントを繰り返しているにもかかわらず、傷んでしまったりすると、途端に嫌になって来る。ただ、私も大人なので、トリートメントをしているのにパサつく、等をきちんと伝えて、暫く様子をみる。違うタイプのトリートメントにするとか、色々試して3回くらい通っても良くならない時は、流石にもうサヨナラである。
サヨナラするのを決めてからが、実はとても大変で、つぎのお店を見つけるのが、本当にひと苦労なのである。変える気など無く、未練があるから、3回の猶予なんて与えているわけだ。
毎日ひたすら、ネット検索しまくる。定期的に美容室に通う私には、次の予定日までの時間がそれほど多くない。なんとかしなければならない、必死である。
そして、ついに出逢うのだ、びびびっと。
せっかく出逢った美容室を、嫌になったからという理由では無く、変えてしまったことは失敗だったな、と反省する日々を迎えるとは、まったくの油断をしていた。要するに、担当のスタイリストさんが独立をするので、付いて行ったら、こんなはずじゃ無かった、となったわけである。独立したその店は質が落ちてしまっていた、と気付いた時、とても悔しかった。
心を許し過ぎてしまった報いだと思った。
そんな自分を許せなかった。
美容師さんとは程よい距離感が大切だ、と思い知らされた。