fumimaro40’s diary

fumimaroはふつうの事務員。感じたままを。

断捨離

いらない物を捨てて、スッキリ暮らす。言葉もサッパリした感じだ。物がどんどん増えて、片付けても片付けても片付かない私には、全くピンと来ない言葉だ。

なぜ増えるのか。買うから、そして捨てないから。当たり前だけど、欲しくて手に入れた物をそう簡単に捨てはしないでしょ。

その最たるものが書籍である。常に活字に触れることを習慣にしている人もいるだろうが、私はそこまで真面目ではない。そもそも飽きっぽいので、わぁーっと集中して読んでいたかと思うと、本を手に取ることさえない日々が続くこともある。漫画も含めて、である。

私にとっては、漫画も本なので、漫画さえ目にしていないというのは、余程疲れてしまっていることを指す。いくら疲れていても好きな読み物に触れれば、気分転換やストレス発散になることも知っている。それすら出来ないのだから、だいぶピンチな状況だ。ただ、部屋を見渡せば、そこにはいつでも本がある。その環境に慣れているから、安心する。

ある時、その安心が揺らぐ危険に晒された。リビングの壁紙を張り替えることになったからである。割と大きい3層式の本棚を壁から離す必要があったのだ。ぎっしり詰まっている本を、そのままにするか、処分するのか、真剣に考えた。結果、思い切ることにしたのだが、残すものとサヨナラするものを分ける際は本当に寂しかった。

ダンボールで4箱になったサヨナラちゃんを見て、更に悲しくなるのかと思ったけど、意外にも何にも感じなかったのは、どうしてだろう。断捨離は、トキメクか、トキメカナイか、で捨てる物を決めるという。ダンボール4箱はトキメカナカッタというのか。初めて手に取った時のトキメキ本は、もう役割を終えたのだろうか。

あるいは、私自身が変わってしまったのか。

断捨離は続く。